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社会不適合者の社会派ブログ

目指せ!新世代の社会派ブロガー!

ラブライブ!サンシャイン!!アニメ第11話「友情ヨーソロ」~渡辺曜の嫉妬の心理描写~

ラブライブ!

みなさん、こんばんはラブライブ!サンシャイン!!の感想です。

今回は、ラブライブ!サンシャイン!!アニメ第11話「友情ヨーソロ」の考察記事を書いていきます。

 お品書き

 

 

1.今回の全体的な感想

もしかしなくてもサブタイトルから「渡辺曜」回で、千歌と一緒に何かしたかった曜がスクールアイドルを一緒に始められ嬉しかったが、千歌が梨子に取られてジェラシーを感じて千歌と本音でぶつかり合い解消していくシナリオです。

突飛な展開や今後の重大な伏線も特になく、シナリオ的にも単純だったと言え分かりやすい渡辺曜回と言えます。今回は予備予選(と梨子のピアノコンクール)に向けてAqoursは動いていきますが、曜の心情変化,ピアノコンクール,予備予選それぞれで無駄なギャグシーンも無くそれぞれの流れが他方の流れに生きてきてよかったと思います。

というと良く言われる「神回」なのかというと、残念ながらNoです

今回はあえて言えばこれまでのラブライブ!サンシャイン!!11話のなかで一番無難な回と言えましょうか。例えていえば、ファミレスチェーンで均一の味のハンバーグステーキをランチで食べて普通に満足したと言った感じでしょうか。

特にシナリオの粗もなく、恒例の新曲「想いよひとつになれ」もこれまでのシナリオ(梨子のピアノコンクールとつながっている)と繋がっており良かったです。

 

なんですが、今回はそれだけです一番思ったのは、前回の梨子回と比べて薄いと言うか予定調和な展開ということです。結局今回の問題は千歌の目の前で曜が号泣して解決という、「本音で語ればそれで解決」という9話の問題の域を出ていませんでした。どうせなら百合とか言われようともっと踏み込めば良かったですが、「友情ヨーソロ」なのでこんなもんでしょうか。

それと曜回ということですが、「曜は千歌とずっと一緒に何かやりたかった。なのに梨子に千歌が取られていると思い悲しかった」以上の曜本人に関しての重要な掘り下げは特に有りませんでした。

自分ばかりでは主観的になりすぎるので、少し他人の感想を掲載しておきます。

 という訳で、渡辺曜の心情を中心に11話を振り返って行きたいと思います。

2.シーンごとに振り返る11話「友情ヨーソロ」(考察を交えつつ)

A.アバン

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 今回は前回の「ラブライブ!サンシャイン!!」は無しでいきなり梨子をピアノコンクールに東京に見送るシーンからスタートします。どうやら一部で懸念していた、他のメンバーも梨子抜きで予備予選に挑むということでの対立は無かったようです。ダイヤが「東京に負けてはダメですわよ」と言っていますが、これは7・8話(と3年生組の2年前)を受けての言葉です。東京というキーワードは本アニメでそれなりに重要な要素ですね。

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 梨子も見送ったしさあ練習というと言いたい所で梨子をいつまでも見送っている千歌を見て曜は・・と言う場面です。

B.Aパート

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 7・8話で登場したSaint snow は北海道予備予選をトップ通過したようです。シナリオが王道パターンで進めば、Aqoursと2期以降で激突するライバルユニットとして再登場でしょうか。アニメ版A-RISEのように直接対決がロクに描かれずいつの間にか負けていたとかはやめてほしいものです。漫画版A-RISEは悪役然としていますが・・

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プール掃除のシーンです。プール掃除のシーンは1st singlePVやラブライブ!サンシャイン!!First fun bookのp108-109にもありそれらのリスペクトですね。

と言いたい所ですが、曜は水泳部兼部では無かったですっけ? というかプールがあるのに水泳の授業が行われ無かったのでしょうか? 

原案では曜は「高跳び込み」の全国レベルの選手だったはずですが、全国レベルの選手がスクールアイドルとの両立など無印の海未以上に非現実的だと思うのですが。それならば、「千歌とスクールアイドルをするために水泳部を退部した」とかにすれば「輝きたい」というアニメを統括するテーマで次のように梨子との対立軸が出来ると思います。

曜:スクールアイドル(千歌と一緒に何かやること)で「輝きたい」

梨子:スクールアイドル(千歌や仲間と一緒に何かやること)=ピアノ(自分が大切なもの)が同じくらい大切でその両方で「輝きたい」

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アニメ恒例の曜のコスプレです。今回は船長の衣装でプールの掃除をしましたが滑って、ダイヤに「遊んでいる場合ではないのですよ」と注意されます。このシーン辺りで曜は闇落ちとか脱退のような深刻な事態に陥ることは無いなと確信しました。

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梨子が抜けた分の代役をやることになり戸惑う曜です。

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10回やってもダンスが合わない曜と千歌です。合わない理由は技術的なものだけではなく、曜が(梨子関連で)千歌に抱いている感情的なものですが果南は「曜ちゃんなら合うかと思ったんだけどな・・」と言っていることから周囲は曜の異変には気づいてないようです(というか鞠莉と梨子以外はついに異変に気づきませんでした。)果南が曜を「ちゃん」付けで呼んでいることからアニメ版では3年生組と千歌以外とは幼馴染ではないと思われます。まあ、確実に幼馴染ではない梨子にも他媒体では呼び捨てですがアニメでは「ちゃん」付けなので果南の呼び方自体が改変された可能性もありますが。

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曜「私が悪いの。同じところで遅れちゃって」

千歌「ああ違うの。私が歩幅を曜ちゃんに合わせられなくて・・」

 とお互いに遠慮して本音で話せてないのが丸わかりな会話を見て、鞠莉は2人(曜と千歌)の関係の異変に気づきます。このシーンは後の伏線となります。果南は「体で覚えるしかないよ」とアドバイスしましたが、曜が(梨子関連で)千歌に抱いている感情的な問題を解決しない限り100回やっても上手くいきません。

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結局コンビニの駐車場で練習して何とか上手くいきました。しかし、このとき曜が「もう一度、梨子ちゃんと練習していたようにやってみて」と言っており、自分は所詮梨子の代役でしかないという劣等感を持っていることが分かります。

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梨子からの電話に戸惑っているうちに電池切れで結局話せませんでした。演出的には、千歌絡みで梨子と壁があるということでしょうか。そして、この表情から1人でその問題を抱え込んでいるということも分かります。

 一方の3年生組は生徒会会長の仕事を一人で抱え込んでいたダイヤを手伝うと鞠莉と果南が申し出ます。果南の「1人で抱え込んでたんでしょ」という言葉と、この表情から分かる通り9話の騒動(実態は果南と鞠莉のすれ違いでしたが)信頼関係ができています。この2つのシーンは3年生組と2年生組の人間関係の対比ですね。

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帰り道にいきなりわしわしされて背負い投げした相手が鞠莉だと驚く曜です。これ鞠莉だから良かったものの、男がこれをしたら男の方が人生終了です。という訳でBパートに移ります。

C.Bパート

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 鞠莉は曜に千歌とうまく言っていないと指摘され、「ダンスはうまく行ったから」と誤魔化す曜に対して「千歌と仲良くする梨子への嫉妬があったのでは」と指摘します。

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真相としては、冒頭で述べた通り「昔から千歌と一緒に何かしたかった曜が、スクールアイドルを一緒に始められ嬉しかった」「千歌が転校してきた梨子に取られてジェラシーを感じた」「加えてみんなも加入し自分は千歌にとっていらないのではないか」という曜の嫉妬です。オーソドックスながらこれまでの伏線を踏まえている描写で良かったと思います。というか今回はこの曜の嫉妬をどう解消するかがすべてと言っても過言ではありません。

こういう話をけいおん!みたいに大会を目指してないならともかく、ラブライブ!という大会を目指しているにも関わらず内輪での嫉妬話を終盤のこの期に及んでやるべきなのか甚だ疑問ではありますが。中盤位にやるか、ある程度大会に勝ち進んだ2期の箸休め回的な所でやるべきでしょうか。Saint snowの2人にこの11話(と10話のおふざけ合宿)を見せたら、「ラブライブ!は遊びじゃない」と言われても仕方ありません。ここら辺はラブライブ!のアニメの大きな批判点です。

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梨子からシュシュを送られてきた曜は、「梨子ちゃんが」という言葉で表情を曇らせます。下の画像を見る限り千歌はもちろん1年生組も「千歌が転校してきた梨子に取られてジェラシーを感じた」等1年生は知る由もありません。今回の問題は、携帯電話での会話と言い終始1年生組は蚊帳の外です。

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結局、曜は鞠莉に言われた千歌との本音のぶつけ合いができず次のようにぼやきます

 曜:「結局話せなかった」「本音って言っても私なんて言っていいんだろ」

まあ、本音と言っても千歌が何か悪いことをした訳でもなく曜の梨子への一方的な嫉妬ですからねぇ。

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曜が千歌は梨子と一緒にいた方がいいのではとこぼして、8話では流さなかった涙を流します。

曜「千歌ちゃんのそばには梨子ちゃんが一緒があっていると思う。」

曜:「だって、千歌ちゃん梨子ちゃんと一緒にいると嬉しそうだし、梨子ちゃんのために頑張るって言っているし・・」

梨子「そんなこと思っていたんだ・・・」

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先ほどの梨子との会話を知ってか知らずか、千歌が曜と合わないステップを一からやり直そうと曜の家までやってきました。まあ、千歌が「曜ちゃんずっと気にしていたから、いてもたってもいられなくなって・・」と言っているので異変には気づいていたようですが。自分は嫉妬しているのに無邪気に振る舞う千歌を見て曜は「私バカだ。バカ曜だ・・」と涙をまた流し、千歌を押し倒します。「バカ曜」は3話の「バカ千歌」のアンサー的な言葉で、共に勝手に自分が悪い方に思い込んでいた(曜:千歌への嫉妬,千歌:ファーストライブで観客がいないこと)のに「バカ」と言っている訳です。

 

これで曜の千歌への嫉妬は「私バカだ。バカ曜だ・・」と泣いたことでとりあえず自己解決しました。鞠莉が言っていた「千歌と本音でぶつかり合うのは?」という意見もありそうですが、今回は曜が千歌の感情を勝手に思い込んで嫉妬していただけですからね・・これで良かったのではと思います。

D.ライブシーン

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 1枚目は、予備予選に挑む8人です。2枚目の様子から、曜が千歌を押し倒して号泣したことで曜の思い込みによる嫉妬も解消され元の関係に戻っていることが分かります。

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そして曜の千歌への嫉妬問題解決の功労者の内の1人である梨子もピアノコンクールへと挑みます。8人と色違いのシュシュは信頼関係の現れです。

 

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と言いたい所ですが、梨子が携帯で話すこのシーンとか学年の壁がありそうにしか見えないので信頼関係の象徴とか言われてもどうなのと思います。善子とか梨子の会話を「堕天で忙しい」とかいって拒否しましたからね・・・2次創作では「よしりこ」は人気ですがアニメでは「よしりこ」の「よ」の字もありません。

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新曲「想いよひとつになれ」のライブシーンと梨子のピアノコンクールがシンクロしています。ここは言葉で語るより、映像を見てもらえばよく分かります。

3.今話のまとめ

予備予選&コンクール直前の梨子と曜の会話から、千歌にとって本アニメを統括する「輝きたい」についての答えが語られます。

梨子:どうして千歌ちゃんがスクールアイドルを始めようと思ったのか。スクールアイドルじゃなきゃダメだったのか。

曜:うん、千歌ちゃんにとって輝くと言うことは自分ひとりじゃなくて誰かと手を取り合いみんなと一緒に手を取り合うということなんだよね

梨子:私や曜ちゃんや普通のみんなが集まって、1人じゃとても作れない大きな輝きを作る。その輝きが学校や聞いてる人みんなに広がっていく。つながっていく

曜:それが千歌ちゃんがやりたかったこと。スクールアイドルの中に見つけた輝きなんだ。

まあ、非常に素晴らしい答えではあります。描写や脚本が追い付いてないところは大いにありますが。

正直この会話はは1期最終回のクライマックスで1期の締めとして出てきてもおかしくないです。ということは残り2話で何をやるのか大いに気がかりですので予測を書いて終わります。

 

4.残り2話の予測

ありそうなのが、

ア.梨子がピアノのトラウマを克服したので東京へ戻る

梨子の転校理由は原案では父親の転勤ですが、父親は例によって全く登場せず転校してきた理由は分かりません。その代り母親はちょくちょく登場し梨子のピアノの件を心配していることから、アニメ版ではトラウマを克服するために浦の星に来た可能性はあり得ます。その場合本話でピアノのトラウマを克服したと思われるので、音の木坂に戻る可能性も0ではありません。梨子がピアノコンクールに参加をAqours全体で認めるか否かの描写は有りませんでしたが、これはピアノコンクールへの参加がAqoursのメンバーにとって「梨子の永久離脱」という重大な結果を招くとは思っていなかったという伏線かもしれません。まあ、梨子離脱事件が起きた場合10話で千歌が

梨子ちゃんにとってピアノは同じくらい大切なものだったんじゃないの? その気持ちに答えを出してあげて?

とか余計なこと言ったせいで離脱したとか戦犯扱いされ、前作ことりのように千歌の人気がさらに下がりそうですが・・・今回はシリアスでも誰の株を下げないように描写に気を使われている節があるのでアの可能性は低そうですが。

イ.鞠莉がぶっ倒れて廃校問題が表面化

2chでこのような考察スレが立っているのを見て、6話以降確かに廃校問題に触れられていないのに思い出しました。

1 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止2016/09/11(日) 22:02:56.92 id:pyWlAbb+ちょいちょい眠そうなのは廃校阻止するために動いてて疲れてるんだよね

5 : 名無しで叶える物語(新疆ウイグル自治区)@無断転載は禁止2016/09/11(日) 22:08:16.60 id:FWcsmmWn
たしかに11話まで業務抱えてたの黙ってたもんな
倒れるまではいかないが疲れは溜まってるだろうな
に加えて曜ちゃんのフォローまでしてるし
どっかの親鳥に見せてやりたい
6 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止2016/09/11(日) 22:10:32.99 ID:0XTL1Ifa
さすがに理事長しながら学校の勉強してアイドル活動は無理がある

52 : 名無しで叶える物語(禿)@無断転載は禁止2016/09/11(日) 22:34:22.33 id:XmvbeC+Y
μ'sと同じシチュエーションに当たってもそのほとんどが違う結末になってるよね
今回も、鞠莉が倒れる前に果南達が気づいてくれると願う
ただその法則でいくと廃校は阻止できないけど

鞠莉って12話でぶっ倒れそうじゃない? [無断転載禁止]©2ch.net

 この場合は、次のダイヤが生徒会長の仕事を抱え込んでいるのを手伝うシーンも過労で倒れる伏線なのでしょうか。

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こっちの方がアより重大設定の「廃校問題」の伏線を消化できるので有力かと思います。

とりあえず終盤の2話の着地点が見えませんが、楽しみに待っています。

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