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社会不適合者の社会派ブログ

目指せ!新世代の社会派ブロガー!

「終身労働」到来!~高齢者の定義が75歳以上になるとどう変わるのか教える!~

時事評論

30年後には「高齢者」および「悠々自適」という言葉が死語になってもおかしくないですね・・

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笹史(@sasashi1992)です。

社畜として嫌いな仕事でイライラしながら頑張って来て、定年退職が近づいてきた60代前半には、悲報でしかないですね、高齢者の定義が75歳以上に引き上げとか。定年後すぐに働かなくなるのが心理的に良いのかはともかく。

 

2017年1月6日執筆 2017年2月11日リライト

日本老年学会が、高齢者の定義を現行の65歳から10歳も上げる提言を発表しました。

 日本老年学会などは5日、現代人は心身が若返っているとして、65歳以上とされる高齢者の定義を75歳以上に引き上げるべきだとする提言を発表した。65~74歳は準備期間として新たに「准高齢者」と区分するよう求めた。提言は、現代人は10~20年前と比較し、加齢に伴う衰えが5~10年遅く、「若返り」がみられると指摘。65~74歳では活発に活動できる人が多数を占め、社会一般の意識としても高齢者とすることに否定的な意見が強いとした。その上で、高齢者の年齢を75歳以上に引き上げ、65~74歳は就労やボランティア活動ができるよう後押しし、「社会の支え手」として捉え直すべきだとした。一方で、年金受給年齢などに反映させることには慎重な態度を示した。

高齢者を75歳以上に=65歳は「准」、定義変更提言―老年学会 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 TVのニュースでもこの話題に関してやっていて、街の声で60代の方がこの流れを「60代はまだまだ若い」とか歓迎していているのを見ましたが、随分と呑気なこと言ってんなと思いました。

 

高齢者の年齢を上げる動機は、65歳ではまだ若いから「社会の支え手」として活躍してほしいという狙いが語られております。そうなると、今ですと、平日の昼間に街中でお年寄りの方をよく見ますが、絶滅種になるのでしょうか。

 

しかし、高齢者の定義引き上げは「社会の支え手」という狙いにとどまらないと思います。ある意味でAIやロボットによる第4次産業革命並みのインパクトがあると断言できますので、どのように世の中が変わっていくのか教えます。

 お品書き

 

 1.「終身雇用」ならぬ「終身労働」へ:定年廃止

 高齢者の定義が65→75に引き上げられてまず思ったのがコレですね。一昔前の大半の企業、今でも一部の企業では、定年退職が60でした。そっからは第2の人生と称して孫と遊んだり、夫婦で旅行したりと悠々自適な生活を送るイメージがありました。昔読んだ「サザエさん」では、定年が55で波平と一緒に寝たカツオが「定年の夢を見る(波平は54)」という話が有るのを覚えています。平均寿命も短いので、定年したらすぐにお迎えが来るイメージでしょうか。

 

しかし、定年が65歳が当たり前の現代では、これからの世代では60で悠々自適というのは特権階級しかいません。特に私のような20代が60になる頃に、現状のように60歳で引退すれば、早期リタイアの部類にカウントされるのは確実です。

 

今までの日本社会の流れですと、 高齢者の定義が65→75に引き上げるのに便乗して、定年も65→70or75まで引き上げられることが狙いでしょう。現在でさえ「働かないおじさん」という大量の高齢者に困っており、追い出すのに様々な法律の抜け穴を使っている企業サイドがそう易々と定年延長するとは思えません。

 

「働かないおじさん」に関してはこういう特集も組まれているぐらいです

なぜあのオジサンは、働かないのか? | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

となると、定年延長よりも定年廃止とかいう方向性になっていき、使える奴はいつまでも使う一方で、使えない奴はクビということになるでしょうね。

 

年金も高齢者が増えるせいもあって当てにできないので、「終身雇用」は無くなれど「終身労働」という方向性になるでしょう。しかも、終身雇用は無くなっていく現代なので死ぬまでリストラに怯えながら日銭のために働くというストレス社会です。高齢者の年齢引き上げで、生きがいを持って働くとか大嘘です。

 

追記:ポジ熊氏の

www.pojihiguma.com

にて生きがいどころではない、働かない(というか働けない)と下流老人になるという厳しい現実を『続・下流老人』という書籍の感想として綴っております。

記事を読んだ感想としては、世代間対立なんて無い~老人は恵まれている論の不毛さ~ 

 

 後は、以下の記事でも述べたのですが、定年が仮に延長されたとして75どころか80でもバリバリご活躍されている方がいる一方で、70で介護のお世話になっている人も多いのですよね。定年延長ですと、定年前に倒れたり認知症になったりという可能性は高まります。というか、定年廃止されても認知症発症で事実上の定年となるのでしょうか。働くことで、TVを1日中みてボーっとするよりは刺激を受けて認知症予防という側面はありますが。

参考記事:定年より寝たきりが先になる時代が到来!~悠々自適という言葉が死語に!~ 

2.若者アウト!:就職できず→少子化→労働力不足・・

高齢者が終身労働するしわ寄せは、高齢者自身だけでなく若者にモロに来ます。

若者層も、高齢者が終身労働するせいで割を食らって就職できないorブラック企業にしか就職できずとなり、経済的な問題で少子化が進行しますね。

 

ブラック企業なんて入れば、ワーキングプアなので結婚どころではなくなり、子供なんて論外になるので少子化は必然です。子どもを作る為なら、○○することが必要ですが、男女ともその気力などブラック企業に勤めて起きるわけがないです。それ以前に、私を含めて低収入ですと実家に同居することを強いられるので結婚なんて夢のまた夢ですね・・・

 

少子化だけで済めばまだしも、若者が就職できずに少子化→人口減少で労働者が足りず高齢者が終身労働→若者就職できずに少子化・・・という負のスパイラルへ直行です。

ちきりんさんの記事で高齢者に雇用を取られるその様子が描かれています


しかも、高齢者だけではなく冒頭で述べたようにAlやロボットのせいで機械化も進むため若者にとって余計に雇用の枠が狭まるという泣きっ面に蜂状態に。一層AI化に鎖国して反対した方が、雇用だけを見ると優位かもしれませんね。

 

 脱社畜ブロガーのAtusi@ソラノカケラさんも

セルフレジ導入で絶賛というが喜んでる場合ちゃうぞお前ら! | お前ら、社畜で人生楽しいか?

も機械化による労働需要減少に警告を促してます。

終わりに:若者も高齢者も共倒れという最悪の未来!

という訳で高齢者の活躍を促すために高齢者の年齢の定義を10歳上げると、

若者:就職できずに自殺orブラック企業で過労死

高齢者:老いても働くので、過労死

 という全世代共倒れという状態になりかねません。

 

高齢者の定義が75歳以上という政策は、「一億総活躍」というのが狙いなんでしょうが、今のままでは一億総倒れという真逆な結果に終わるでしょう。

 

高齢者への年金受給引き上げや介護の負担なんかも見ても、高齢者には介護とかの世話にならずに「過労死」で死んでほしいという政府の本音が見えなくもないですが。

 

↓ 本記事を読んだら読んでほしいブログ


30年後くらいには、テクノロジーの進歩で死ぬまでどころか、あの世でも働かされる時代が来るかもしれないですね。不老不死になれば、永久的に働かされるのではというツッコミはさて置いて。

 

 

(3081字)