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ホリエモンからの最後通告~「好きなことだけで生きていく」書評~

あのホリエモンが読者に対して最後通告を言い渡しましたね…

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ホリエモン本ハンターの笹史(@sasashi1992)です!

今回は、堀江貴文さん著の「好きなことだけで生きていく」を購入したのでその書評を書いていきたいと思います。本書の内容は、結論から言うと1年半前に書かれた「本音で生きる」という本の焼き直しに過ぎません。というか、著者自身がまえがきで「本音で生きる」の焼き直しであるとこの本が公言しています。さらに、ホリエモンはまえがきで読者に対して「最後通告」を言い渡しています。

 

なぜ、彼がわざわざ同じ内容の本を書いたのか、この本を「最後通告」と言い渡したのかを含めて本記事で掘り下げていきたいと思います。

 

 お品書き

 

1.なぜ、ホリエモンは「本音で生きる」の焼き直しである本書を書いたか?

突然ですが皆さん、ホリエモンが以前書いた「本音で生きる」 という本を読んだことはあるでしょうか?

この本は私も一通り読んだのですが、書いてある内容は1つしかありません。「グダグダ言わず、やりたいことをやれ!」です。200ページ弱で手に変え品に変えて「グダグダ言わず、やりたいことをやれ!」ということを述べているだけです。流石にこんなにくどくどと説明したら、分かってくれて行動に移してくれるだろうと思い彼はまえがきでこう書きました。

本書を読んで、自分にとって必要なことに気づいたら、きっともうこの本はいらなくなる。それがこの本が望む到達点だ。そして僕も、もう二度とこういう本は書かないと思う。 p7

 

この本は、ホリエモンというネームバリューと新書という買いやすい価格設定もあってオリコン2016年上半期“本”ランキングの新書部門で1位になる位、私も含めた多くの人に読まれました。では、読者に彼の言っていることは伝わって、行動に移してくれたのでしょうか?

 

残念ながら、堀江氏の思惑通りにはいかなかったようです。かくて本書でまたしても「グダグダ言わず、やりたいことをやれ!」を説くことになりました。ホリエモンは本書の前書きで次のように嘆いています。

‥‥‥とここまで書いてみた。さて読者の皆さんはこれを聞いて、どう思っただろうか。

ホリエモンの言うとおりだ!」「自分も後悔しない生き方がしたい」「やりたいことを今すぐやります!」「プライドなんて、捨てる!」「好きなことだけで生きていく」

このように好意的な思いを抱いてくれる読者も多いかと思う。でも残念ながら、結局そこまでなんだ。99%の大多数の人は。

本書 p7-8

 「本音で生きる」に限らず、様々な著書等を通じ彼は「(自分が本当にやりたいことで)行動することの重要性」を訴えてきました。というか、自分も彼の多くの著書を購入していますが、その全ては「(自分が本当にやりたいことで)行動することの重要性」を手に変え品変えて訴えているにすぎません。

 

しかし、99%の人は頭では理解できていても実行に移すことはありません。というかみんな実行に移していたらホリエモンの本など需要が無くなるに違いありません。ところが毎月のようにホリエモンの著書は出版されているのでやはり実行に移せていないのでしょう。偉そうにブログを書いている私含めて。

 

堀江氏もこのように実行に移せている人数を、

しかし、これは僕の感覚だが、それで自分を根本から変えて行動に移した人は、1%にも満たないのではないだろうか。もし僕の著書を10万人が真剣に読んでくれたとしたら1000人くらいか。いやそう考えると1000人もいない気がするが‥‥‥。

 本書  p8

 とごく少数であると言及しています。

 

と、前書きの件について長々と言及しました。では、結局堀江氏は自分が同じような本をわざわざ書くのはなぜなのか? それについて堀江氏自身があとがきで次のように述べています。

僕自身、本書を読み返して思ったことがある。要するに、僕が好きなのは「おせっかいを焼くこと」なのだと思う。 本書 p200

 彼はおせっかいとして本書を始め様々な本を書いてきたと告白しております。さらに本当に読んでほしい人たちはどういうことかという点にまで言及されています。

今でこそ、そんな印象は少しましになったものの、それでも僕の世間でのイメージは決していいとは言えないであろう。だから、今でも「堀江の本なんて買ってやるか」という人はたくさんいる。でも、僕はそういう人たちの中にこそ、不器用な生き方をして困っている人がたくさんいると思っている。しなくていい努力をして、苦しんでいる人がいると思っている。僕は、そういう人におせっかいを焼きたい。本書 p201

 

ホリエモンのコアなファン層である読者というよりは、ホリエモンを毛嫌いしている人たちに向けて「とにかくやりたいことをやれ!」という点を伝えるためのおせっかい、それが本書の書かれた理由として結論付けたいと思います。

 

2.ホリエモンの最後通告~己を恥じよ~

本書は、いわば僕からの「最後通告」だと思ってもらいたい。既存のレールに乗って生きていくことは、これからの時代、通用しなくなる。僕が言う1%の人にならなければ、本当の意味で仕事に没頭することはできなくなる。 本書 p14

 と、冒頭でも書いた通り、本書は堀江氏の最後通告です。というか上に書かれたことは、ホリエモンの本を手に取る位には意識の高い人なら誰でも気づいているのではないでしょうか。レールに乗ったままでお迎えが来る世代(そういう人は本書なんて手にとら無いでしょうが)ならまだしも、そうでない場合誰でも1%に近づかなくてはならないと感じます。

 

なぜ、既存のレールが通用しなくなるのか?

あらゆる分野において皆さんの想像以上のスピードでテクノロジーが発達しAI化が進み、これまで不通に会った職業がなくなる。稼げなくなる。与えられた仕事だけこなしていれば安泰の時代はもうすぐ終わる。そんなことはあり得ないと思っているあなたが一番危険だ。 本書 p14

 こんなことも、ホリエモンの本を(以下略)

その流れに対処するために個人としてできることは、「好きなことだけで生きていく」と堀江氏は語っていますが、こんなことは著書を読むまでもありません。「堀江の本なんて買ってやるか」という層はしょうがないにしても、以前に堀江氏の本を読んだ人なら堀江氏の主張はごく当たり前のことで、むしろ「最後通告」と言われている時点で己を恥じなければなりません

 

そのためか、堀江氏の口調もいつもと違い

本書を読み終えたあと、いやこの「はじめに」を読み終わった瞬間でかまわない。今の人生に満足できてないと思っている人は、本書をきっかけに自分を変えてほしいと切実に願う。最後に、改めて言いたい。僕は二度とこのような本は書かないと思う。いや、近い将来、「もう書く必要はない」と思いたい 本書p15

 と遠回しながら、こんな本なんて読んでないでさっさと行動しろ!と言い切ってしまっています。という訳で、以前にホリエモンの本を読んだ方、特に「本音で生きる」を読んだ読者はこの本を読む必要はありません

 

こんなブログ記事も読む必要はありません。さっさと行動しましょう。正直なところ本書の書評としてはここまでで終わってもバチは当たらないと思います。

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)
 

 

とはいえ、ホリエモンの本ということで今回はどんな感じの本かなと思う方や、ホリエモンの本は初めて読むという読者もいると思うので本書の構成だけ軽く言及します。

 

終わりに:「好きなことだけして生きていく」の構成

 本書もホリエモンの過去の新書どうよう5章構成で、第1章はホリエモンが設立したサロンである堀江貴文イノベーション大学校(HIU)について掘り下げてあります。第2章は、はじめの一歩はノーリスク・ハイリターンと一歩踏み出す重要性について述べています。つづく第3章は要らないものを片っ端からホリエモンが斬っていくスタイルです。電話,車,学校...2・3章辺りは、過去の著書と重なっていく部分も多く、以前にホリエモンの本を読んだ読者にとってはおさらい的な要素が強いです。 

 

第4章は、好きなことだけをして生きていくために必要なスキルとは何かを語っていきます。この章は、少し異色で今まであまり語られたことが無かった部分なので後日別記事で詳しく言及していきたいと思います。

 

第5章は、「堀江の本なんて買ってやるか」という人という不器用な人に向けたアドバイスです。ホリエモンのお節介さの本領が発揮されています。

 

さあ、一歩踏み出そう。

好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)
 

 

(3761字)