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「適性のない仕事」に就職して3ヶ月でクビ!~新卒入社の食品製造で挫折した話~

適性のない仕事に新卒で就いてしまった経験がある、笹史(@sasashi1992)です。

 

新卒でも中途でも、職探しって難しいですよね。

 

良いなと思った仕事に限って、面接で落ちてしまったり・・・ 入る前にヤバいと感じる職場に限ってあっさり内定だったり(ブラックだったりします)という感じで妥協する人も多いと思います。

 

しかし妥協する場合でも絶対に就職してはいけない仕事はあります。といって就職してしまう場合も多いのですがねぇ。

 

「適性の無い仕事への就職」

 

適性のない仕事にうっかり就職すると、パフォーマンスがあがらず良くて「給料泥棒」「職場のお荷物」とレッテルを張られ(で自主退職へ)て、最悪のケースでは「試用期間の3ヶ月でクビ」になります。

 

本記事では「適性の無い仕事への就職」をして3ヶ月で新卒入社の会社をクビになった話と、別のブロガーさんの3週間でアルバイトをクビになった話を取り上げます。終身雇用なんて幻想です。

お品書き

 

1.仕事が辛い社畜たち

日本社会の就職においては、面白くなかろうが仕事がこなせなかろうが「とにかく3年は続けろ」という風潮が未だにはびこっています。その結果、きついノルマやサービス残業だろうが耐えて体調を崩す(うつ病等)といった方が数多く見られます。

 

体調不良では済まされず、過労死や自殺と命を絶つケースをケースも近年は多く見られます。海外でも「karoushi」という言葉が広がっていますしね…

「脱北」ならぬ「脱日」が起きます~電通過労死事件と外国実習生過労死事件~ 

電通過労死事件では、過労死した女性の母親は悲しんでおり再発防止を強く訴えましたが、過労死を推奨しているとしか思えない親もいますね。

 

 

もちろん多くの方は過労死までは行きませんが、皆が楽しく仕事をしている訳ではありません。twitter等においても「仕事が辛い」「辞めたい」という声が聞こえます。

 

 なぜ人は「仕事が辛い」「辞めたい」と思うのか?

 

勿論様々な理由がありますが、原因として大きいのが「適性の無い仕事」だからです(そもそも働くのが嫌いという人も多いですが。そういう人は早期リタイアに走る傾向が見えてきます。)

 

そんなことを言うと、年配層を中心に『真っ当な社会人』は次のように返してきます。

仕事というのは自分に合わせるんです。 
これが合う、これが合わないと言っていたら、合う仕事なんてありませんよ。

小野二郎 NHK番組『プロフェッショナル仕事の流儀』より

まあ、TVに出演するくらいには天職に出会った幸運な人であるので理解できないことはないですが。天職にいつ出会えるか分かりませんし、一生出会えない人の方が多いです。

 

私の父も60歳で数年おきに転職していますが、天職に出会えてないからでしょう。それでも現状では、働かないと生きていけない場合が多いので折り合いをつけつつ仕事をするのです。

 

社畜批判の最右翼であるAtusi@ソラノカケラさんの『お前ら社畜で人生楽しいか?』での下の記事のように、会社で雇われない生き方もあります。ただし、心理的障壁もあるので凡人にとってはなかなか難しいのも現実です。会社で雇われるメリットは減る一方で、勤労意欲を損なうのは資本主義的にまずいと思いますが。

www.atusi-sora.com

 

一般庶民にとっては、仕事が辛いのには変わりないので資本主義より社会主義の方が生活が安定して有難いとすら思えてきますね。 

参考記事:日本人って資本主義に向いてないと感じる3つの理由 

 

私は大学卒業後今まで数回就職していますが、いずれも3ヶ月で実質クビになっております。クビになった理由は、「自分に合わなかった」という1言ですが、最初の職場は適性的に合わなかった、次の職場(厳密にはクビではないですが)は興味が持てないというのが理由でした。

 

そこで今回は新卒後最初に私のついた職業についての体験談を書いていき「適性」の無さがいかに仕事に影響するか考察します。

 

2.漬物の製造 3ヶ月(新卒卒業後~その年の7月) 

ア.なぜ会社に入ったか:無職生活の全ての始まり

私は農学部の環境系学科出身でした。ただ専攻の環境系の分野だけでなく農業系や食品系の分野にも興味がありました。食品系や農業系の講義も他学科履修で取っていたこともあり、この3分野に絞って就職活動をしておりました。環境系学科で環境分野以外を受けたのは、単純に環境系の求人が少ないということもあります。

その時の様子はこんな感じです→農学部の学科による違いを農学部OBが教える!

 

学部卒ですと研究職の求人は殆ど無く、総合職or製造職or営業職の求人となるのですが周囲から「営業に向かない」と散々言われたためか製造職(とSE)を中心に就職活動しました。まあ、3ヶ月の試用期間満了でクビになったので今となっては製造職に適性があったとは思えないのですが・・

ちなみに農学部でエンジニアになりたいならコチラの記事もどうぞ!

文系からエンジニアになる方法を教えます~機械設計&プログラマー~

 

営業職そのものではないですが、後で携帯販売という半営業職も挫折しているので営業が向いてないのもあながち間違いではないようです。

 

 

新卒で漬物製造の会社に就職した理由は、専門分野が生かせるのも1つですが、味噌工場を3年の授業の一環で見て職人に身の程知らずに憧れたのも理由の1つです。

 

10人以上採用試験を受け3人しか採用されなかったと職場の先輩がおっしゃっていたので、誰でも入れるいわゆる「ブラック企業」では無かったと思います。まあ休日は100日くらいしかなくホワイト企業でも無かったですが。

 

イ.内定から入社まで:入社する会社を間違えたのか?

11月に遅ればせながら内定を得ることが出来、年が明けた1月に新年会に参加する機会がありました。その時に配属予定の部署の主任が「この仕事は体力勝負だぞ。デスクワークではないぞ」ど酔った冗談で言ってきて厳しそうな職場だなと嫌な予感がしました(余談ですが中学時代の体育は3で時々2)。

 

一瞬内定辞退も頭によぎりましたが、時は卒業直前の1月末です。この時に辞退しても良かったのですが、卒業研究の追い込みもあったので入社することに。

 

しかし今思うと、私の研究室の同期でも夏ごろ決まった会社を就活を再開させ第1志望の業界であるらしい食品メーカーの製造職に内定を貰っているので再開しても良かった気がします。いまや就職留年なども当たり前にありますしね。

 

新年会の後はいやな予感もしながら他の会社に内定した周囲が入社前の課題に追われる中で、入社前研修もなくそのまま時が流れました。それで、3月末に総務の方から電話がかかってきて入社式関連の連絡がありました。それまでは何か勉強することもなく放置プレイでしたね。

 

ウ.ここからは、入社後からクビになるまでの顛末です

A.4月:入る会社を間違えたのか?

入社式後は中小企業でしたので中小企業の合同研修に参加し、その翌週から仕事が始まりました。新入社員の顔ぶれは、私を含めて男性3人と女性1人で、その内の男性1人は第2新卒ということで昨年よりアルバイトで仕事を既に始めていました。4人とも製造部への配属で、私含めて男性3人は漬物の漬け込み(と言ってもいきなり漬け込みではなく最初は補助)がメインの部署に配属されました。配属も何も最初からその仕事だけの募集だったんですけどね。

 

仕事は先輩社員の漬け込みの補助がメインでしたが、さっそくスピードが既にいるパートさんは勿論新卒の同期と比べてもだいぶ遅いこともあり、初日からいろいろ言われました。初日は、漬物の材料の漬け込むための加工をパートさんと一緒に行いました。それでも先輩社員に仕事中に分からない単語を質問したり朝礼や終礼で発言したりと意欲は見せていたつもりです。

 

B.5月:同期にも差を付けられる一方で・・

漬け込みの補助だけでなく、先輩のやっている仕事を少しづつやるようになりました。しかし、作業の手順を覚えるのにいっぱいいっぱいで、スピードを上げる余裕まではありませんでした。時々上の方から先輩社員や同期と私がスピードを競わされたことがありますが、大差で心が折れかけました。しかも段々先輩社員のみならず同期にまで、「遅すぎる」と注意されるようになりました

 

定時でも辛かったですが、残業があると遠距離通勤(片道2時間)ということもありホントに体力的に厳しかったです。

 

C-1.6月前半:危うくなる立場

この期間は、新人研修の一環として本来の部署である製造部以外に品質管理室や店舗販売にも配属されました。やはりそこでも、他の同期と比べてやらせていただける仕事の幅が少ない上新入社員が連れて行ってもらえる合同企業説明会にも同期で唯一連れて行ってもらえ無いなど立場の危うさは薄々感じ始めました。

 

仕事中にも同期からも、「お前、このままだとやばいぞ」といったニュアンスのことを言われるようになりました(最も同期の場合は純粋なアドバイスでしたけど)。直売部の研修時には仕事のできなさや運転の下手さで、社長から厳しく叱責を受けたり店長から干されたりもしました(他の同期社員はそのような様子は無かったです)。

 

さらに追い打ちをかけるようにこの時期引っ越して人生初の一人暮らしを始めたということもあり余裕がなくなりました。同期には、「なぜ一人暮らししなかったのか?」と言われていましたが・・

 

そして、ついに会社から最後通告として呼び出される時が来ました・・・

 

C-2.6月後半:クビへのカウントダウン

今までのミスが積み重なったせいか6月中旬の日曜日の夜に総務のトップ&役員(副社長ポジション)と面談することになり、「このまま会社が要求するレベルに改善されなければ試用期間で辞めてもらう」「続けられるか否かはあなた次第」という旨を通告されました。ここで2時間ぐらい面談した気がしました。

 

流石に3ヶ月で辞めるわけには行かなかったので、「どのような基準で続けられるのか」と質問しても、「続けられるか否かはあなた次第」としか返ってこないことからこの時に既に辞めさせる方向性だなとは今になって思います。

 

その後は毎日終業後に面談があるので、しんどさ&プレッシャーで「仕事が辛い」モードでした。この次の職場も辞める1月前は、経緯や原因は異なるものの辞める前は同じような面談の毎日で精神的に追い込まれていたので、面談まで追い込まれる≒クビという認識が出来上がりつつあります。親の目さえなければ、面談まで追い込まれたらさっさと辞める選択肢を取りますね。どのみち辞めるハメになりそうなので。

 

実家に休日に帰っても、あくびばっかりしており親に心配されました。会社で自分が置かれている境遇はクビになるまで一切親には言わなかったですし、今も全ての真相は言ってません。というか、次も辞めているので言ってもしょうがない気もしますが。

 

 

D.7月:試用期間でクビ。人生計画狂う。

7月の初日。1年で一番忙しい夏の繁忙期(年末にも繁忙期アリ)ということで漬け込みは中断となります。その時はパック詰め関連の仕事に配属されていましたが、そこで作業の要領がつかめずパニック状態でした。例によって社員の方に注意され、運悪く例の役員が視察に来ていたタイミングだったのが運の尽きです。

 

仕事後に呼び出されクビを宣告

 

宣告内容はその時は親の目も合って「石の上にも三年」という考えに縛られていて、試用期間3ヶ月で辞めるなど予想もしていなかったです。なので、パニック状態なので詳しくは覚えていません(正直自分でも向いているとは思いませんでしたが、2年くらいは続けようと思っていました)。

 

役員から親に直々にクビになったことを電話されました。

 

宣告内容としては

このままだと「ずっと樽洗いのままで後輩にも抜かされる」ので、「合った仕事を見つけた方が良い」

1つ下の学年の就職活動も8月から本格化(建前は)するので、辞めるなら一刻も早い方がということで退職日は(クビ宣告の)今週末。

といった趣旨でした。宣告を受けたのが繁忙期ということもあり、作業の邪魔になるので厄介払いという理由もあると思います。どうせ辞める人に教えるのも無駄ですし。

 

クビの要因としては入社前から薄々感じてはいましたが、肉体労働への適性が無かったように思えます。作業スピードもそうですし、20~30kgの重い漬物の原料を1日継続して運ぶというのは体育2の自分では厳しかったです。

 

挙句に、片道2時間通勤を途中までしていましたね。

通勤時間が長いせいで3ヶ月でクビなりました【追記あり】

まあ、前職を辞めたときは私の態度にも問題があったかもしれませんが、直属の上司から「引きこもっとけ!」と罵倒されたのでそれに比べればマシなのでしょうが。

 

クビ宣告の当時は適性云々まで考える余裕はなく、自分に対する自信を根底から破壊されかねない出来事でした・・・ 新卒で入社して年収1000万になったら(相手が年収500万以上)結婚してもいいという考えだったので、人生計画が狂いました。

 

この後就活して、契約社員で入社しまたしても3ヶ月で辞めることになり無職に再突入するもののそれはまた別の話です。もちろん、職種は全く別です。

 

終わりに:早期離職で落ち込んでいる人向けのアドバイス

私のようにすぐ辞めることになると、「なんで3年続けないんだ」と恵まれている中高年は言い出します。

 

ただ、今の時代「適性の無い仕事で3年もお給料を払っていけるほど」企業は余裕が無いのです

 

そもそも、向いてない仕事で3年も続けると待ち構えているのはクビでなければ過労死です。

 

そこで適性が無いせいで仕事を辞めることになった人に、励ましの言葉を送り終わりたいと思います。

どんな人間でも適正のある物事ってのは絶対に存在するので、適性の無いことを頑張っても人並み以下の能力しか引き出せないのであれば、自分が出来る適性のあるものを自然体で出来る仕事を探したほうが良い成果が出ますし苦労して頑張る事をしなくていいですからね
「職場で無能」と思うのなら「他の場では有能」の可能性が非常に高い件  

と言う感じでできる物事は人によって違うはず 
仕事なんてモノは人間が作ったモノなんだから、仕事に使われるって本末転倒だと確信してるので、人に仕事を合わすのが普通ではないでしょうか?

仕事に自分を合わせる。は嘘!自分が当たり前に出来ることを探すべき! | お前ら、社畜で人生楽しいか?

 

また、仕事が合う合わないは努力や環境的な側面もありますが、遺伝的な側面が一番大きいということも「日本人の9割が知らない遺伝の真実」という本では言われています。

1度でも就職した社会人限定とはなってしまいますが、自分の性格から適性を知りたい方はリクナビネクストの「グッドポイント診断」をおススメします。

 

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診断をやってみたり、仕事を実際にやってみて適性が見えてきましたら、

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適性の無いところでがんばってもきついわりに評価されないですからね…

 

クビにまではなってないですが、仕事に向いてないなぁと感じる新入社員の皆さんは

新卒入社で会社を辞めたい人は必見です! 

を読んで会社に見切りを付けるかどうか考えてみては如何でしょうか? 

 

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